樫樽熟成ブレンド焼酎『元老院』の魅力とは?評判や特徴やおすすめの飲み方を徹底解説!

ウイスキーのような香りと深いコクを持つ焼酎があるのをご存知でしょうか?

白玉醸造のブレンド焼酎「元老院」は、芋焼酎と麦焼酎を組み合わせ、樫樽(オーク樽)で熟成させたユニークな一本です。

焼酎ファンの間でも高く、「焼酎らしからぬまろやかさ」で初心者にも飲みやすいと評判になっています。

本記事では、そんな元老院の基本情報から特徴、実際の口コミによる評判、さらにはおすすめの飲み方やおつまみレシピまで、幅広くご紹介します。

Contents

1. 商品説明

まずは元老院という焼酎について基本情報を押さえましょう。

元老院は鹿児島県の蔵元である白玉醸造が製造する本格焼酎です。

同蔵は名門の芋焼酎「魔王」で知られていますが、元老院はその魔王と同じ蔵から生まれた姉妹品とも言える存在です。

名前の「元老院」は、蔵元で特別な待遇を受けた酒であることから命名されたもので、まるで酒蔵の“長老”のような位置づけを示しています。

項目内容
メーカー(蔵元)白玉醸造(鹿児島県)
商品ジャンル本格焼酎(芋焼酎と麦焼酎のブレンド)
原材料さつまいも、麦、米こうじ、麦こうじ
アルコール度数25度
熟成方法樫樽による長期貯蔵熟成
色合い琥珀色(淡い黄金色)
参考価格(税込)720ml:1,200円前後、1800ml:2,400円前後

創業明治元年の白玉醸造は、古くから質の高い焼酎造りで定評のある蔵元です。

中でも元老院は、他の焼酎とは一線を画す製法と風味で注目を集めています。

製造には黄金千貫(こがねせんがん)という鹿児島産のさつまいもと、大麦を使用し、それぞれ米麹麦麹で仕込んだ芋焼酎・麦焼酎をブレンドして作られます。

単式蒸留で丁寧に造られた原酒をブレンドした後、オーク樽で長期間熟成させることで完成するのが元老院です。

このように、原料や製法、熟成に至るまで非常に手間と時間をかけて造られており、蔵元の意欲作といえるでしょう。

また、透明な瓶越しに美しい琥珀色が映え、白地に金文字のラベルデザインも高級感があります。このように視覚的にも楽しめるのが元老院の魅力です。

2. 特徴

ブレンドと熟成が生み出す唯一無二の味わい

元老院最大の特徴は、芋焼酎と麦焼酎をブレンドした上で樫樽で長期熟成させていることです。

そのため、出来上がった焼酎は透き通った無色ではなく、ウイスキーのような綺麗な琥珀色をしています。

グラスに注げばほのかに黄金がかった色合いが光り、視覚からして他の焼酎との違いがわかります。

香りを嗅いでみると、樽熟成由来のバニラのような甘い芳香と、芋焼酎特有のほのかな甘い香りが重なります。

一部の焼酎ファンからは「香りはまるでウイスキーのよう」だとも言われるほどで、フルーティーで華やかな香りの芋焼酎「魔王」を造る蔵ならではの上品さが感じられます。

味わいも独特で、麦焼酎の香ばしく軽快な旨み芋焼酎の甘くふくよかなコクが見事に調和しています。

通常の芋焼酎で感じられるような強い芋の香りやクセは驚くほど抑えられており、「芋焼酎だけれど芋らしさがまるで無い」滑らかな口当たりに仕上がっています。

このブレンド比率は非公開ですが、飲んだ印象では芋の甘みと麦のスッキリ感がちょうど半々くらいに感じられ、双方の良いとこ取りをしたようなバランスです。

さらに特筆すべきは熟成によるまろやかさです。

オーク樽で長期間寝かせることでアルコールの刺激が和らぎ、全体的に丸みのある味になっています。

口に含むとスッと広がる豊かな風味とともに、柔らかな甘みが舌に残ります。

後味も非常に穏やかでキレが良く、余韻にほんのりと樽香が感じられるのが心地よいです。

こうした特徴から、初めて元老院を飲んだ人は「本当に焼酎なの?」と驚くことが少なくありません。

実際に焼酎になじみのない人でも飲みやすいテイストで、ウイスキー好きの方が「アルコール度数を気にせず気楽に飲めるウイスキーのようだ」と評価することもあるほどです。

アルコール度数は25度と一般的な焼酎と同じですが、樽熟成による香味の複雑さと相まって、飲みごたえはありつつも非常にソフトな印象を与えるのが元老院の魅力です。

一般的な焼酎との違い

他の芋焼酎では感じられる芋特有の匂いやクセが少なく、代わりに樽由来の香ばしさやバニラ香がある点で大きく異なります。

また通常の焼酎は貯蔵してもホワイトオークの樽で寝かせることは稀であるため、元老院のように琥珀色になることもほとんどありません。

言わばウイスキーと芋焼酎の良い部分を併せ持った個性派焼酎が元老院なのです。

ここで、元老院の特徴をまとめる言葉として、ある販売店の紹介文を引用します。

元老院は麦の香りと芋の甘みがバランス良く甘さと円やかさが絶妙に調和した奥深い味わい。白玉醸造の中でも最も焼酎通を唸らせている評価の高い一本です。

引用:元老院 25度 1800ml(芋焼酎/げんろういん)酒商にじ屋 商品詳細 姶良,三岳,富乃宝山,伊佐美,寒北斗,繁桝,の通販【酒商 にじ屋】

まさにこの説明通りで、奥深いコクとまろやかな甘みを兼ね備えた逸品であり、焼酎通から初心者まで幅広い層にアピールする魅力を持っています。

3. レビュー・評判

では、実際に元老院を飲んだ人々の声を見てみましょう。

ネット上の口コミやレビューから、元老院の評判をピックアップします。

概ね高評価が多い中で、一部感じ方の違いもありますので、良い点とネガティブな点の双方を紹介します。


①ポジティブなレビュー

まず、多くのレビューで共通しているのは「とても飲みやすい」という評価です。

ある購入者は「口当たりよく美味しく飲んでいる」と5点満点の評価をつけています。

樽熟成の効果で角が取れた柔らかな口当たりに驚く人が多く、「ロックでいくらでも飲めてしまう」という声もあるほどです。

また、「まるでワインのような味わい」とユニークな感想を述べる方もおり、焼酎に馴染みのない人でも抵抗なく楽しめる風味であることが伺えます。

実際、焼酎好きではない親族に勧めてみたところ「えっ?これ焼酎??」と驚かれたというエピソードもあります。

芋焼酎の独特な匂いが苦手な人でも「これなら飲める」という声があり、そうした口コミから元老院は「焼酎の概念が変わった」「焼酎ビギナーにもうってつけ」といった評価を受けています。

②ネガティブなレビュー

一方で、ネガティブな意見として挙げられるのは味がマイルドすぎる点です。

従来の芋焼酎ファンの中には、「芋のクセが無さすぎて物足りない」と感じる人もいるようです。「正直に言って夏以外は飲みません。

お湯割りだと味気ない。」というコメントもあり、まろやかさゆえにお湯割りでは風味が薄く感じられてしまう場合があるとのことです。

また、別のレビューでは「若干の甘みが肴との相性で気になることもある」との指摘もありました。

甘みとまろやかさが特徴の元老院だけに、塩辛い料理や淡白なおつまみと合わせると甘みが浮いて感じることがあるのかもしれません。


③総評

元老院の評判は非常に高く、「プレミア焼酎『魔王』に並ぶ人気の逸品」と紹介する専門メディアもあるほどです。

希少価値の高い魔王に比べれば入手しやすく価格も手頃なため、「味わいは一級品なのにふところに優しい」とコストパフォーマンス面でも好意的な意見が見られました。

芋焼酎のコアなファンからは賛否両論あるものの、その独自のまろやかさと香り高さで新たな焼酎ファンを獲得していることは間違いないでしょう。

4. こんな人におすすめ

以上の特徴と評判を踏まえ、元老院は次のような方に特におすすめできる焼酎です。

  • ウイスキー愛好家:ウイスキーの香りや樽熟成の風味が好きだけれど、「もう少し低アルコールでゆっくり飲みたい」という人にはうってつけです。元老院ならアルコール度数25度と飲みやすく、水割りやロックで気軽に樽香を楽しめます。
  • 焼酎初心者:焼酎特有のツンとした匂いが苦手な初心者でも、元老院のまろやかな甘みと香ばしい香りは抵抗なく受け入れられるでしょう。実際に「焼酎っぽくないから飲みやすい」との口コミも多く、これまで芋焼酎に苦手意識があった方にも試していただきたい一本です。
  • 食後酒・ゆったり晩酌向け:食中酒として食事と合わせるというより、食後にゆっくりと味わいたいタイプのお酒です。樽熟成の甘やかな余韻があるため、夕食後のデザート代わりに少し飲む、といったシーンにもマッチします。寝る前の一杯としてリラックスしたい時にも良いでしょう。
  • プレゼントにも:芋焼酎好きな方への贈り物としても喜ばれます。癖が強すぎず上品な風味なので、幅広い年代に受け入れられる味ですし、ボトルデザインも金色の文字が映える高級感ある佇まいで贈答に向いています。

以上のように、元老院はウイスキーと焼酎の架け橋のような存在と言えます。

普段はビール党・日本酒党という方でも、一度試せばその飲みやすさと深みのある味に「これが焼酎?」と驚くことでしょう。

逆にコクのある芋焼酎が好きな方には少し物足りなく感じる可能性はありますが、そんな方でも食前酒や気分転換の一杯として楽しめるはずです。

5. おすすめの飲み方

元老院の風味を最大限楽しむためのおすすめの飲み方を紹介します。

焼酎は飲み方次第で味わいが大きく変化しますが、元老院の場合、樽熟成の香りと甘みを活かす飲み方がおすすめです。

それぞれの飲み方の特徴と楽しみ方を見ていきましょう。

ロック

最もおすすめなのがロックです。大きめの氷をグラスに入れて元老院を注げば、樽香と甘みが引き立ち、口当たりもさらにまろやかになります。

時間とともに氷が溶け、少しずつ度数が下がるにつれて香りが開いていく過程も楽しめます。

ゆっくり氷が解ける様子を眺めながら、変化する風味を味わってみてください。

ウイスキーのように数滴の水を加える「トワイスアップ」にしてからロックにすると、より香りが立ち上がります。

水割り

水で割ると爽やかで軽快な飲み心地になります。

晩酌で長く飲み続けたいときには水割りが良いでしょう。

おすすめの割合は元老院1:水1程度。常温の水を使うと香りがよく出ます。

一晩寝かせた前割り(水と焼酎をあらかじめ混ぜておく)も、味がまろやかに馴染んで美味しいです。

水割りにすると甘みが際立つため、食事と合わせる際は比較的味の濃いおかずとも相性が良くなります。

お湯割り

寒い季節にはお湯割りも楽しめます。元老院を先にグラスに注ぎ、後から80℃前後のお湯を注いで軽く混ぜましょう。

甘い香りがふわっと立ち上がり、心地よいリラックス効果があります。

ただし口コミにもあったように、お湯割りではロックに比べて風味が淡く感じられる場合があります。

濃いめ(焼酎:お湯を6:4程度)に作るか、湯温を少し下げて香りを飛ばしすぎないよう工夫してみてください。

ソーダ割り

炭酸割りにするとまるでハイボールのような爽快なお酒になります。

グラスに氷を入れて元老院を注ぎ、ゆっくり炭酸水を注いで軽くかき混ぜます。

樽由来のバニラ香がシュワっとした泡とともに広がり、食中酒としても楽しめる一杯です。

レモンを一搾り加えると、樽香とレモンの香りが相まってカクテル感覚の味わいになります。

暑い日の食前酒や、脂っこい料理に合わせて口中をさっぱりさせたい時にも良いでしょう。

ストレート

元老院の個性的な風味をダイレクトに感じたいならストレートもありです。

小ぶりのグラスに注いで、芳醇な香りをじっくりと堪能してください。

ただし25度といえどアルコールは強いので、チェイサー(水)を用意しておくと安心です。室温が高いと香りが飛びやすいので、ボトルごと冷蔵庫で軽く冷やしてから注ぐとよりクリアな味わいになります。

ストレートでは樽熟成のウッディな香ばしさと芋由来の甘みがストレートに感じられ、元老院の本来のキャラクターをしっかり味わえます。


以上のように、元老院はロックでゆったり楽しむのが定番ですが、水割りやソーダ割りにするとまた違った表情を見せてくれます。

その日の気分や季節、合わせる料理によって飲み方を変えてみると、一瓶で何通りもの美味しさを発見できるでしょう。

6. 白玉醸造のラインナップ

元老院を造る白玉醸造には、他にも魅力的な銘柄が揃っています。

その中から代表的なものをいくつか簡単に紹介します。

芋焼酎ファンであれば一度は名前を聞いたことがある銘柄ばかりです。

魔王(まおう)

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魔王
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白玉醸造を全国的に有名にしたプレミアム芋焼酎です。

フルーティーで華やかな香りと、ワインのように甘い余韻が特徴で、「3M」と呼ばれる人気芋焼酎(森伊蔵・村尾・魔王)の一角を担ぎます。

入手困難なことで知られ、市場では定価の数倍の価格が付くこともありますが、それでも飲みたいと思わせる魅惑的な味わいです。

名前は「魔王」という強烈なインパクトですが、味わいは優しく飲みやすいギャップも人気の理由でしょう。

白玉の露(しらたまのつゆ)

白玉醸造のレギュラー芋焼酎です。

鹿児島県産の黄金千貫を原料に使った白麹仕込みの芋焼酎。

やさしい芋の香りとまろやかな風味、引き締まった余韻を楽しめます。

魔王や元老院のような個性派に比べるとオーソドックスですが、そのぶん毎日飲んでも飲み飽きしない安定感があります。

価格も手頃で地元鹿児島では晩酌焼酎の定番として愛されています。

他の芋焼酎と飲み比べるとキレイな風味で、一味も二味も違うと評されることも。

天誅(てんちゅう)

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白玉醸造
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インパクトのある名前ですが、こちらも白玉醸造のユニークな焼酎です。

米焼酎と芋焼酎をブレンドした本格焼酎で、米由来の深い旨味と芋焼酎らしいまろみが見事に調和した風味豊かな一本です。

樫樽熟成の元老院、フルーティーな魔王に対して、天誅はコクのある味が特徴で、やや玄人好みかもしれません。

名前の由来は定かではありませんが、「天誅を下す」ような衝撃を与える旨さ、という意味合いかもしれません。

ちなみにアルコール度数や価格帯は元老院とほぼ同じで、こちらも隠れたファンが多い銘柄です。

その他の銘柄

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ノーブランド品
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西酒造
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悪魔の抱擁
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白玉醸造では他にも期間限定品や地域限定品を手掛けています。

「彩煌の梅酒(さいこうのうめしゅ)」といった梅酒もあり、焼酎仕込みならではのコク深い梅酒として人気です。

また、かつては「悪魔の抱擁」「天使の誘惑」といった魅惑的な名前の樽熟成焼酎もリリースされており、これらは元老院と同様に琥珀色の長期熟成タイプで話題を呼びました。

現在は入手が難しいものの、白玉醸造が樽熟成の先駆け的存在であったことを物語る逸品です。


このように、白玉醸造のラインナップはバラエティ豊かです。

魔王のような華やか系から、元老院・天誅のような熟成ブレンド系、そして定番の白玉の露まで、それぞれに個性が光ります。

元老院を気に入った方は、ぜひ同じ蔵の他の銘柄も試してみて、自分の好みの一本を見つけてみてください。

7. 元老院に合うペアリングレシピ5選

最後に、元老院の風味をさらに引き立ててくれるおつまみ系のペアリングレシピを5つご紹介します。

まろやかな甘みと樽香を持つ元老院には、相性の良い料理・おつまみがあります。

ここでは、比較的手軽に用意できるものを中心に、具体的なペアリング例を挙げます。

それぞれ元老院との相性ポイントも説明します。

刺身の盛り合わせ

新鮮な刺身は元老院の上品な甘みを引き立てます。

特に白身魚やイカなどクセの少ない刺身がおすすめです。

刺身の旨味と元老院のまろやかさがぶつかることなく調和し、醤油の塩味が逆に焼酎の甘みを際立たせます。

ロックの元老院を飲みつつ刺身を口に含むと、思わず「これはまたいい感じ」と声が出るほど相性抜群です。

ポイントは刺身のツマ(大根けん)や薬味のしょうがで口をさっぱりさせつつ飲むこと。

焼酎の芳醇さがよりクリアに感じられます。

【材料】

  • 刺身用の新鮮な魚(マグロ、タイ、ヒラメ、イカなど) 約300g(2人分)
  • 大根 1/4本(薄切りまたは千切り)
  • シソの葉 5~6枚
  • レモンまたはゆず 適量
  • 醤油 適量
  • わさび お好みで

【作り方】

  1. 魚の下ごしらえ
    新鮮な魚は、流水でさっと洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取る。刺身包丁で、厚さ2~3mm程度の薄切りにする。
  2. 盛り付け
    大根は皮をむき、薄切りまたは千切りにして皿のベースに敷く。
  3. 仕上げ
    切った刺身を大根の上に美しく並べ、シソの葉を散らす。
  4. 提供方法
    レモンまたはゆずを添え、醤油とわさびを小皿に用意して、各自の好みで味を調整する。
    ※刺身の鮮度が命。信頼できる魚屋さんで購入するか、自宅で新鮮な魚を使いましょう。

焼き鳥(タレ)

炭火で焼いた焼き鳥の香ばしさと甘辛いタレは、樽香のある元老院によくマッチします。特にモモ肉やつくねなど、適度に脂と甘みのあるタレ焼きがおすすめ。

焼き鳥の焦げた香りが元老院のウッディな香りと共鳴し、タレのコクが焼酎のまろやかさに負けないのでバランスが良いです。

合わせるならロックか水割りで。

焼き鳥をかじった後にひと口含む元老院は、タレの旨味と相まって格別です。

焼き鳥の代わりに照り焼きチキンや蒲焼きウナギと合わせても◎。

甘辛いタレ系の料理全般にフィットします。

【材料】

  • 鶏もも肉 300g(皮付きがおすすめ)
  • 塩・胡椒 各少々
  • 【タレ用】
  • 醤油 50ml
  • みりん 50ml
  • 酒 50ml
  • 砂糖 大さじ2
  • おろし生姜 小さじ1

【作り方】

  1. 鶏肉の下処理
    鶏もも肉は余分な脂肪や筋を取り除き、一口大にカットする。
  2. 串打ち
    串に鶏肉を均等に刺す。
  3. タレの準備
    小鍋にタレ用の材料をすべて入れ、中火で軽く煮立たせる。火を弱め、タレが少しとろみが出るまで5~7分ほど煮詰める。
  4. 焼き工程
    グリルまたはフライパンで鶏肉を焼く。表面に程よい焦げ目がついたら、タレを塗りながらさらに両面を焼き、全体にタレの艶が出たら完成。
  5. 提供方法
    熱々の状態で皿に盛り、残ったタレを添えて。外はカリッ、中はジューシーな焼き鳥が元老院のロックとよく合います。

薩摩揚げ(さつま揚げ)

鹿児島名物のさつま揚げ(魚のすり身の揚げかまぼこ)は、同郷の焼酎である元老院との相性もバッチリ。

さつま揚げのほのかな甘みと旨みが、元老院の芋由来の甘さと調和します。

生姜醤油をちょっと付けたさつま揚げをおつまみに、是非お湯割りの元老院を試してみてください。 

体が温まり、優しい甘さが広がる組み合わせです。さつま揚げがない場合は、市販の練り物(ごぼ天や野菜天)でも代用可。

魚介の旨味系おつまみ全般と元老院の相性は良好です。

【材料】

  • 白身魚のすり身 300g
  • 片栗粉 大さじ2
  • 卵 1個
  • すりおろし生姜 小さじ1
  • 塩・胡椒 各少々
  • 揚げ油 適量

【作り方】

  1. 材料の混合
    ボウルにすり身、片栗粉、卵、すりおろし生姜、塩、胡椒を入れ、均一になるまでよく混ぜる。
  2. 形作り
    手に油を薄く塗りながら、手ごろな大きさ(約3~4cm程度)の楕円形に整える。
  3. 揚げ工程
    フライパンまたは中華鍋に油を170~180℃に熱し、形を整えたすり身を入れて、両面がきつね色になるまで約3~4分ずつ揚げる。
  4. 提供方法
    キッチンペーパーで油を切り、温かいうちにそのままでも、またはお好みで大根おろしやポン酢を添えてお召し上がりください。
    ※自家製薩摩揚げは、市販品に比べて添加物が少なく、素材本来の旨みを楽しめます。

燻製チーズとミックスナッツ

樽香と相性の良い食材として外せないのが燻製食品。中でも燻製チーズは元老院のウイスキー的な風味を一層引き立てます。

スモーキーなチーズを一口噛み締め、すかさず元老院の水割りを流し込めば、口内でチーズのコクと焼酎の甘みが溶け合い極上のおつまみに。

ナッツ類(アーモンドやクルミ)も樽香と好相性なので、燻製ナッツがあればなお良しです。

手軽に楽しむなら、市販の燻製チーズやスモークタンなど盛り合わせてプレートにし、元老院のロックとともに。

ウイスキーの定番おつまみが、そのまま元老院にもハマります。

【材料】

  • お好みのチーズ(カマンベール、チェダー、ブルーチーズなど) 約100g
  • ミックスナッツ(アーモンド、クルミ、ピスタチオなど) 50g
  • オリーブオイル 小さじ1
  • ドライハーブ(タイム、ローズマリーなど) 各少々

【作り方】

  1. チーズの燻製
    市販の燻製チーズを使用するか、家庭用の燻製器で低温(約60℃)で30分ほど軽く燻す。
  2. ナッツの下準備
    ミックスナッツはフライパンで乾煎りし、表面が軽く色づいたら火を止める。
  3. 和える
    ローストしたナッツにオリーブオイルとドライハーブを加え、全体に絡める。
  4. 盛り付け
    お皿に燻製チーズを一口大にカットして盛り付け、横にミックスナッツを添える。
  5. 提供方法
    チーズの濃厚な旨みと、ナッツの香ばしさが元老院のソーダ割りやストレートと好相性です。

炙りスルメイカ

乾きもの代表のスルメイカ(干しイカ)をさっと炙ったものも元老院のお供に適しています。

炙ることで増す香ばしさと旨味塩気が、甘くまろやかな元老院を引き締めてくれます。

噛めば噛むほど出てくるイカの旨味に、元老院をチビチビと合わせると至福のひととき。

後を引く塩気で焼酎がどんどん進んでしまいます。

お好みでマヨネーズ+七味唐辛子を少し付けるとコクが増し、元老院の甘みとのコントラストが楽しめます。

スルメ以外にも、エイヒレや小魚の干物なども試してみてください。

程よい塩味と旨味がある干物系は、樽熟成焼酎の良きパートナーです。

【材料】

  • スルメイカ(干しイカ) 200g
  • 塩 少々
  • オリーブオイル 小さじ1
  • レモン 1/2個(くし切り)

【作り方】

  1. 下準備
    スルメイカはぬるま湯で軽く戻し、キッチンペーパーで余分な水分を拭き取る。
  2. 味付け
    軽く塩を全体に振り、下味をつける。
  3. 炙り工程
    フライパン(またはグリル)を中火にかけ、イカを両面それぞれ1~2分程度、香ばしい焦げ目が付くまでさっと炙る。
  4. 仕上げ
    炙り終わったら、オリーブオイルを回しかけ、レモンを添えて完成。
  5. 提供方法
    熱々のうちにお皿へ盛り、好みでレモンを絞っていただくと、イカの旨味と元老院のまろやかな甘みが絶妙にマッチします。

以上5つのペアリング例を挙げました。

いずれも難しいレシピではなく、素材を用意するだけ or 簡単な調理でできるおつまみです。

元老院の持つ甘み・香ばしさ・まろやかさを引き立てるには、「適度な塩味や燻製香を持つ食べ物」や「甘辛い味付けの料理」がポイントとなります。

ぜひお気に入りの組み合わせを見つけて、元老院ならではの晩酌時間を充実させてください。

まとめ

樫樽熟成のブレンド焼酎「元老院」について、その概要から特徴、評判、飲み方、さらにはペアリングまで幅広く解説してきました。

元老院は芋焼酎と麦焼酎の絶妙なハーモニー、ウイスキーを思わせる芳醇な香りと琥珀色、そして焼酎とは思えない柔らかな口当たり。

これらが相まって、「焼酎通をも唸らせる奥深い味わい」を実現しています。

通常の芋焼酎では味わえない個性を持ちながら、決して奇をてらった派手さではなく上品にまとまっているため、初心者から愛好家まで幅広い層に受け入れられる懐の深さも元老院の魅力です。

価格的にも入手しやすく、「魔王は難しくても元老院なら手が届く」という点でコストパフォーマンス面の評価も上々です。

もしまだ元老院を飲んだことがない方は、ぜひ一度その味を確かめてみてください。

ロックグラスに注がれた琥珀色の液体から立ち上る香りを楽しみ、ゆっくりと口に含めば、きっと焼酎の新たな一面に気づくはずです。

今回ご紹介した飲み方の工夫やおつまみレシピも参考に、自分なりの「最高の元老院体験」を見つけていただければ幸いです。

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この記事を書いた人

芋焼酎.comを運営・管理する「oimochan」と申します。砂肝と芋焼酎があれば、何時間でも幸せに語り続けるアラサーです。新作のお酒を試すことが趣味で、全国各地の銘酒に手を伸ばしながら、次なるお気に入りを探し求めています。特に芋焼酎には目がありません。好きな銘柄は赤兎馬です。

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